VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 28

金谷 拓実

「道具で変わるものだからこそ、
試してもらいたい」

—ジュニアの頃からブリヂストンのボールを使われていますよね?

ツアーステージ時代からブリヂストンのボールを使用していて、歴代の硬い方のボールを使用しています。今までは『TOUR B X』を使っていました。
他社のボールは、プロ入りの時にテストしましたし、試合会場の練習場で打つこともあるのですが、自分が求めている喰いつき感やスピンが物足りなくて。モデルによっては、硬かったり、ツルツルに感じるものもあります。
そういうときは、ブリヂストンのボールを使う優位性を感じます。

—2024年モデルの『TOUR B X/XS』の使用感は?

前モデルも風に強いことが特徴だったのですが、新しいボールにもそれを感じます。ツアーでは強い風の中でも、ボールをコントロールしていかなくてはいけないのですが、特にアゲンストの風の場合でも、より強く前にいってくれます。

思うような距離が出ずショートしてしまうので、アゲンストで吹け上がってしまう弾道は、プロはみんな嫌がります。

高い弾道であっても吹け上がらずに、想定した距離を打つことができるのが良いと思います。

—今回の新しい『X』を打ってみて、どんな印象を持ちましたか?

一番は、やはり飛距離が出ていることが実感できました。
ボール選びでは、特にアプローチとパッティングを重視して選ぶのですが、『X』にはしっかりとフェースの溝に喰いついて乗ってくれる感触があります。それでいて、飛距離が出て、アゲンストの風にも強いことが気に入っています。

—新しくなった『XS』の印象は?

もともと『XS』のスピン性能の高さがすごいのは知っていて、アプローチだけで選ぶなら『XS』にしたいくらい強いスピンで止められます。打感の喰いつき感も強いので、距離感も出しやすいし、グリーン周りが簡単になるボールだと感じています。

一方で、軟らかいボールだと前に飛ばずに飛距離をロスしてしまう印象があるのですが、新しくなった『XS』は、アゲンスト風に向かって低く打つとイメージ通りに前に飛んでくれます。スピンが入るボールなのに、吹け上がらずに前に行くので、良い驚きがありました。もう少し打ち込んでみたいですね。(オフシーズンにボールを打ち込み、24年シーズンは「XS」へチェンジを決断)

—アプローチのスピンへのこだわりが強いですね

ウェッジも2、3試合で替えています。おろしたてのフレッシュな溝とブリヂストンのボールで、特別なテクニックを使わなくても強いスピンがかかって、止めることができます。アプローチのスピンは使っているギアで全く変わるんです。

例えば、ピンサイドに外したラフからでも、スピンをかけて止めることができます。フェースにボールが喰いつく感覚があるので、安心感があって、自信を持ってアプローチできます。
ラフからのショットでもフライヤーしづらく、ゆっくりと高い弾道でグリーンに止まる球が打てます。
今回のボールは「乗り感」がさらに強調されていて、自分が求めているボールコントロールを自信持って出来るので、とても良い印象です。

スピンをかけるのは道具選びが大事で、ブリヂストンのボールを使えばこれだけ強いスピンがかかります。道具で一番変わるのが、このアプローチでのスピン性能だと思うので、ぜひ皆さんにも試してもらいたいですね。

PROFILE

金谷 拓実 プロフィール
1998年生まれ、広島県出身。18年に「アジアパシフィックアマ」を制し、その資格で「マスターズ」に出場。同年「三井住友VISA太平洋マスターズ」で史上4人目のアマチュア優勝を果たした。2023年シーズンは国内2勝に加え、アジアンツアーでも勝利。日本ツアー屈指のアプローチ巧者。使用ボールは2024年から『TOUR B XS』へチェンジ。

金谷 拓実 使用ボール

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