VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 16

稲見 萌寧

「信頼感があるので、あとは全部自分次第だと思えます」

—ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい

2019年は、別のメーカーのボールを使っていました。ジュニアのときはまた別のボールを使っていました。一昨年にプロ転向するにあたって、全メーカーのツアーボールを同時に自分試して、『TOUR B XS』に決めました。まずはパッティング、それからアプローチをテストして、最終的に2機種残ったのですが、ドライバーのテストをしたときに、『TOUR B XS』が一番曲がらなくて、素直な弾道になったので。消去法的にいいものを選んでいって、最後にブリヂストンに決められました。 

—ボール選びで重視するのは?

私はパッティングです。ロングパットの距離感、球のスピード感、打感とかを全部検証して、『XS』が一番自分のイメージにぴったりでした。ボールが違うと、出球のスピードとか、最後にボールのひと伸びがあるかないかがかなり違うんです。私の場合、ロングパットだとボールで1ヤードくらい変わります。

転がりがいいボールと止まるボール、どちらが良いかですか?

どうなんでしょうね。中間くらいが良いんですけど(笑)。自分がこんな感じで、と思っているイメージと合うものがよくて、それが『XS』を気に入って使ってる理由です。

―ボールを選ぶ際は、入念にかなりの数のボールを打ったと聞きました

新品のボールを次々と打つのに、ちょっと心痛かったですけど(笑)。パッティングとアプローチはもちろんですが、実際にコースで打ってみて試さないとわからないこともあるので。いきなりコースでドライバーをバーンと打ったりとか。トータルすると、まあまあの数打ちました(笑)。
『XS』は球がねじれないのが良いんです。変なよじれボールみたいなのが出なくて、素直に思ったとおりのボールが出てくれるのがいいです。
他社のボールだとですか? 「なんだか、ボールがねじれるな」と感じたりすることも全然ありますよ。そこは結構違いますね。やっぱりそういうボールは使えないです。

―稲見選手は、ツアー屈指のパーオン率を誇るショットメーカーです。ボールは貢献していますか?

(微妙な表情で)自分ではそんなにショットが切れるとは思っていないですけど。ボールの影響はありますね。 スピン量であったり、インパクトの打感とかが本当に好きなので。その感触と飛び方がマッチしているので、そこはやっぱりイメージが出やすいです。そのあたりは、ボールがとても貢献してくれています。 基本、信頼感があるので、ボールっていうよりも、あとは全部自分次第と思えるんです。

―試合中にボールの良さを感じる瞬間はありますか?

ドライバーを思いっきり振ると、インパクトで潰れる感じがあったりとか、そこからすごく球が伸びてくれたりというのがあるんです。先にいって伸びるというか、落ちるのが遅くなるというか。いい感じに飛んでくれて、ちょっと前に伸びてくれます。パッティングとアプローチを重視して選んだんですが、結構、ドライバーの飛び方がいいなと思ってます。

―オウンネームのこだわりを教えて下さい

黒でローマ字の大文字で「MONE」と入れてます。
決めたときに、ちょうどブタちゃんマークにハマってて。絵に書いてあるブタちゃんが可愛いなと思って。ブタちゃんを入れてもらってます(笑)。

※インタビュー は感染対策をした上でリモートで実施しました。

PROFILE

稲見 萌寧 プロフィール
1999年生まれ、東京都出身。19年「センチュリー21レディス」で初優勝。2020-2021年シーズンはすでに5勝をあげているツアー屈指のショットメーカー。東京2020への出場も期待がかかる。使用ボールは『TOUR B XS』。(※2021年4月現在)

稲見 萌寧 使用ボール

製品情報へ