VOICE B

Special interview FROM TOUR

VOICE 7

市原 弘大

「キャリア最高の成績を出せた、最高のボール」

—ブリヂストンのボールを使うようになったきっかけを教えて下さい

それまではずっと違うボールを使っていたのですが、一昨年にシードを落とした機会に、他のボールも試してみたいと思ったんです。ツアーで使用されている各メーカーのボールを自分で購入して、ほぼ全種類試しました。試合を想定しながら、実際にコースでテストしてみたんです。最終的には、プレーの中で使えることが大事なので。その中で、今使用しているブリヂストンの『TOUR B X』を選びました。全てのショットで平均点が高いこと。そして、打った結果に対して、アレッと思うことが少ない。それが一番の決め手ですね。

—アレッと思うこととは、どういうことでしょう?

自分が打った感触と、実際に飛んでいく弾道が乖離してしまう事があるんです。正直、それまではそういう違和感を感じることがありました。試合の中で、自分が意図しないボールが出たり、どうして曲がったのかがわからないと、不信感が生まれてきてしまうんです。打ったボールと自分の感触が、大きく離れていないものが欲しかったんです。『TOUR B X』は、ドライバーからパターまで、自分が打った通りに球が飛ぶ感覚が得られたので。それは、すごく僕の中では大きいことです。試合中も迷いなく振れるから飛距離が伸びたり、ショートゲームでも自信を持てる。ボールの性能のおかげで、メンタル的な部分もかなり改善されました。

—『TOUR B X』の性能面の良さを教えて下さい

風に強い感じはありますね。ボールの落ち際まで、しっかりスピンが入ってくれて、曲がりが少ないんです。スピンが解けてしまうと、思ったより風に持っていかれたり、変な動きをすることもあるんですが、『X』はそれがないですね。アプローチでも、ラフから出球が安定します。

飛距離も前より飛んでいますよ。ボールを信頼できているので、しっかり振れていることもありますが、 アゲンストの風に強いのがいいですね。フォローでは、どのボールも飛んでくれますが、アゲンストで極端に飛距離が落ちると、試合の中ではマイナスになります。例えば、アイアンだけ飛んで、ドライバーは飛ばないとか、逆にドライバーだけ飛ぶとか、そういうボールは試合では使いづらいんです。どのショットも大事なので、満足のいくショットをいつも打ちたい。その意味で、『TOUR B X』は本当に平均点が高くて、いつも自信を持って打てていますね。

—ボールの性能を実感したエピソードはありますか?

2018年の「ダンロップフェニックストーナメント」最終日、18番ホールでのサードショットです。残りは100ヤードくらいで、傾斜の強いところにピンが切ってありました。スピンで戻りすぎてもダメだし、上に止まってもダメ。風はややフォローで、スピンコントロールが微妙に難しい状況。でも優勝するにはバーディーを取りたい局面でもありました。そういう場面で自信を持って、最高のショットが打てましたし、ボールもそれに応えてくれた。イメージ通りの弾道で、傾斜を利用して少し戻して、カップインしそうなショットが打てました(笑)。あの緊張感の中で、コントロールの難しいショットを打てたのは、ボールのおかげかなと思います。

—2018年は初優勝を含む、ツアー2勝とキャリアでも最高の成績でした

技術面も道具もそこまでは大きく変わったところがなくて、変えたのはボールくらいなんです。それでこれだけ結果が出てくれるんだから、自分としては最高のボールです。

PROFILE

市原 弘大 プロフィール
1982年生まれ、東京都出身。海外ツアーにも積極的に参戦し、2010年に初シード。2018年は前年のシード落ちから一転し、「日本ゴルフツアー選手権」、「ダンロップフェニックス」と2勝。使用ボールは『TOUR B X』。

市原 弘大 使用ボール

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