ゼロ・スパイク バイター 開発ストーリー

2015/12/07
第3話

そして、商品発売へ

スパイクレスシューズはこれまでグリップ力が弱く滑りやすい、ツアープロのパワーのあるスイングには耐えられない、と思われてきた。『ゼロ・スパイクバイター』(通称バイター)もスパイクレスシューズ。その認識を変えることが、ひとつの課題だった。ブリヂストンのタイヤのテクノロジーを注入し、これまでのスパイクレスシューズを超えるシューズ、それをユーザーにどう伝えるか、全国70か所以上で試し履き会を実施するなど地道な活動を通しながら、認知を深めていったのだが、『バイター』が注目されたのが、宮本勝昌が『バイター』を履いて2勝をマークしたことだ。

1ストロークを競うツアープロにとって足元は大事な要素。しっかりとしたグリップ力とフィット感があってこそ、自分の持てる力を発揮することが出来る。

2014年のANAオープン。開催コースの輪厚コースはベント芝、そして雨という滑りやすい状況の中で『バイター』を履いた宮本は最高のパフォーマンスで優勝、『バイター』の優れた性能を証明したのだ。宮本は「濡れたベント芝でもまったく滑らない。傾斜のライでも安心してショットできる。信頼できるシューズ」と語る。

宮本勝昌

また、今季はシューズには強いこだわりを持つ近藤共弘も『バイター』を履き、ツアーを戦っている。道具に厳しいツアープロが選択した『バイター』は、スパイクレスのこれまでの概念を打ち破ったといってもいい。

近藤共弘

ブリヂストンスポーツのシューズ企画の佐々木吉浩は言う。「多くのゴルファーに『バイター』の高い性能を実感していただき、愛用していただいています。これに満足せず『バイター』が、まだこれからも進化し続けるように、あくなき追求をしていきたい」と最後に微笑んだ。

完 




ゼロ・スパイク バイター 開発ストーリー
関連コンテンツ
PHYZ サイト
ユーザーズボイス
WEBカタログ