ゼロ・スパイク バイター 開発ストーリー

2015/11/25
第2話

商品化までの道のり

スイング時のグリップ力やフィット感など、ゴルフシューズの機能を満たし、ソールデザインをはじめソールの材質など、タイヤ開発で蓄積されたテクノロジーを生かし、これまでにないスパイクレスシューズを生み出す。

タイヤとゴルフシューズ、地面と接し、タイヤと同様に高いグリップ力が要求されるなどの共通点があり、そこにブリヂストンの高いテクノロジー、蓄積されたノウハウが生かされたのだ。

デザインを担当したブリヂストンの武居吾空は、タイヤをデザインする時と同様に、仮説をたて、それを検証していく過程を通しながら、「芝上でのグリップが求められるゴルフシューズに対し、あらゆる路面の状況でも高いグリップ力を発揮するモトクロス用タイヤのブロック形状のパターンを応用し、ソールパターンをデザインした。その際、スイング時にソールにかかる力に合わせ、樹脂とゴムの材料を機能に分けて配置することで、スパイクレスでも高いグリップ力を達成することができた。」という。

また、ソールの素材を担当した櫻井良は、「グリップ力と耐久性は一般的に相反する性能であり、これらの性能を、タイヤで培われた材料技術をベースに高い次元で両立するソールを作り上げた。」と語る。

一般のゴルファーにもテストしていただき、100ラウンドした時の摩耗状態やグリップ力をチェック。これまでのスパイクレスシューズの概念を超えるグリップ力、履き心地、耐久性を実現した。それが『バイター』だ。

ブリヂストンスポーツのシューズ企画の佐々木吉浩は語る。「ソールはもちろん、アッパーも足当たりのないことを追求しました。ブリヂストンの世界に誇る最新のテクノロジーと日本のゴルフを見続けてきたブリヂストンスポーツのコラボレーションだからこそ、誕生したのが『バイター』、自信を持って送り出せたのです」と。




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