匠が斬る!其の三十九 東京編スタート!
2019/12/11皆さんこんにちは!田原です。
赤坂店からこちら東京店への勤務となり約10日経過、そろそろブログは?という声が聞こえてきましたので始めていきたいと思います。
色々と考えたのですが、このブログ、赤坂店のままの形で引き継いでいこうと思います!
そんな1回目は何をお話ししようか・・・・・・
考えていたのですが・・・・・
なかなか話題が生まれない。
そんな時に最近のレッスンについての情報交換が始まりました。
話に参加したのは、水野先生、大森先生(お昼に行ってしまいほぼ参加なし)、フロントの吉岡さん、クラフト兼フィッターの渡辺さん。
それと本社から来ていました本部長。。。。。。(笑)
今回はその時の会話の中からです。
話題は「右手」の使い方。
事務所でクラブを持ちながらクラブの使い方を考えていると・・・・
本部長が突然来ました。
「何してるの?」
「遊んでるんじゃないですよ(前置き)クラブの使い方なんですが色々と考えていて」
「なにを??」
「この使い方は偶力?テコ?どちらだろうと」
「俺、結構物理好きなんだよ~」
「え???そうなんですか????」
「聞いてもらっていいですかぁ~~??」
ここから話はスタートです。
話題はダウンスイングでの右手の役割についてです。
水野先生との話題は、「右手をしっかり使えるようにしたいですね~」です。
右手を緩く使う生徒さんが結構多いのですが、今までに習ってきたスクールなどで右手を封印して練習を教えられてきたようです。
ですが『右手は間違いなく使います』。
運動連鎖を起こすために(いつかのブログで書いたと思います)切り返しは左サイドから動き始ますが、インパクト直前では右手を使いリリースを
して行きます。このリリースが無いとクラブの加速は出ません。
なんで加速しないのか?
それはシャフトが「しならない」からです。
ダウンスイングでシャフトがしなり戻る、すると余計なローテーションを入れなくても適正なシャフトを使っているのであればフェースはスクエアに戻ってきます。
なので右手は必ず使うのですが、こうなってくると、どう使う?いつ使う?という話題に。
シャフトをしならせるってどうイメージなのか?
話が前後しますがシャフトをしならせるために使う右手の動きは偶力なのか?テコなのか?です。
以前にもお話ししましたがテコには3種類あってゴルフで使うのは第3のテコ。
偶力とは。
『作用線が平行で、互いに大きさが等しく、方向が反対向きの2つの力 (F, −F) のことである。偶力が働くと物体は回転をはじめるが、並進運動をさせる効果はない。』←Wikipediaより
インパクトの瞬間では2重振り子を起こし先端を加速させるので手元(グリップエンド)は減速していきます。その減速に使う力の大きさ(飛球線後方)と加速させる右手の力の大きさが「同じなのか」が偶力なのか?テコなのか?で気になっていたところです。
これは考え方やイメージの持ち方でどちらにでもなるんだと思うんです、左手の手元のブレーキは『減速イメージなのか飛球線後方に動かすのか』です。
ここで本部長。
ここまでの話を聞いていて
「この話題だけで居酒屋行って3時間飲めるな(笑)」
「...ですね(笑)」
「ところでそれってさー、テコじゃないか????」
・・・・はい。
では現状、テコってことで(笑)
私もテコなのかな?と思います。
偶力の説明に記載されていた「お互いに大きさが等しく」って所が引っかかるので。
では話を少し変えて今度は『シャフトをしならせる』にして行きます。
テコまたは偶力を使ってシャフトをしならせる訳ですが皆さんのイメージはどうですか?
クラブのシャフトを思いっきりしならせるには、どんな動きをしますか?
正解はともかく皆で考えてみる事に。
今月から東京店担当になった秋元先生は?
はい、可愛いですね。。。
お店のアイドル的な存在になってきました。
でもちゃんと考えてくださいよ~、それはゴルフでしならせる動きでは無いですよね(笑)
そうそう、ちゃんと考えてみましょう。
続いて大森先生
昨日は熱が出てお休(インフルではなかった)しました。
はい、あまり近寄らないで~(笑)
その向きで縦にしならせる必要があるのですが、もっとしならせるには?
この方がしなり感出ますよね。
この写真でもかなりしなってるのかわかりますね。この話での右手を使う意味はこの状態を作りたいんです。このように上下のしなりを出すには
左手をしっかり握って右手を使いしならせますね。
一般ゴルファーの代表の本部長は、左右のグリップを近づけてしならせようとしていました。アマチュアの方にこの話をすると皆さん近づけて握り、身体を一生懸命使いシャフトを動かそうとします。
でもこの使い方だと、身体は逆に安定させるために体幹に力を入れて右腕は柔らかく使うと思います。クラブの使い方1つにしても全く違う2種類になりますね。
話を聞くと「そうか~!」って気づくのですが(本部長も(笑))その気づきを多く出すのがレッスンなんですねー。
シャフトが走らない方は少し左右のグリップを話して握ってみるのも良いかもしれませんよ!ですが左右グリップがが離れると手首のローテーションが大きくなるので注意も必要です。
「ふーん、こういうイメージは今まで無かったな~なるほどね。一般の方が自分ではなかなか気づかないかもね」と本部長。
皆さんも右手を正しく使って、シャフトをしならせる事が出来るとヘッドスピードは必ず上がりますよ!
私たちはこの後も話が続いていきます・・・・・
ではこの動きをするためにグリップはどうなるの?と。
手首、肘、肩を柔らかく連動させて動かす必要があるのでやはりグリップが重要ですね。
この話の続きはまたどこかで。
こんな感じ今後もブログを書いていきたいと思います。
なかなか書けない時もありますが、たまにHPを覗いてみてくださいね。
つづく