匠が斬る! 其の八 飛ばしたい!編
2017/10/20番外編が長く続きましたが、本編に再突入させて頂きます。
さて今回は「飛ばし」について考えてみます。
今日は出演者がいます(笑)
この方です。
赤坂の会員さんは知っていますね!
赤坂店のコーチ 古川プロ(PGA A級ティーチングプロ)です。
『もう少し飛ばしたい!』そうです(笑)
プロでも当然考えます。
どうしたらボールが飛ぶか?
それには、まずはクラブスピードを上げる事を考えます。
ではどうしたら上がるのか。
それはここまでの「斬る!」の中にヒントはあると思います(笑)。
さあ、古川プロのクラブスピードアップ大作戦が始まり~
こちらが古川プロの初期データです。
遅っ・・・・(笑)
ゴメン古川プロ・・・
ですがトラックマンで 【 273y 】 の距離はまずまず良いと思います。
下の段の 【 44.5m/s 】 って数字がクラブスピードです。 このクラブスピードはインパクト直後、ボールに当たった後に減速したヘッドのスピードを計測しているのでヘッドスピードといわれている数値より低いデータとなります。
ちなみに私は
こちら。
【 48.1m/s 】 です。
自分としては決して速くはない!!!(笑)
しかしマズマズです。
飛ばしたければ、自分より飛ぶ人に教えてもらう。
自分に無い知識を持っている・多くの時間を勉強に費やしてる人に聞く。
これまたこれはゴルフに限らず当たり前の事です。
ていう事で、私が古川プロのクラブスピードを上げます。
隠し撮り(笑)
こうやると~~ こうなっちゃうからですね・・・・
うーん・・・っっっ
古川プロ、考えてます。
本人はもちろん真剣です。
隠し撮り2
でもこうなっちゃうとエラーだし・・・・ な~んて言ってます
私はヒントを言ったりしながら様子を見ています(笑)
隠し撮り3
何だか上半身の話になってきました。
あれ?撮ってます?
おーっと隠し撮りがばれた(汗)。。。
だって面白いんだもん(笑)
ブログに載せる許可をもらい再開~
上の写メのようなことをいろいろやってみて・・・・
約20分後
おーっ!、上がったぞぉぉぉ!!!!
【 44.5m/s 】 から 【 46.3m/s 】!!!!
(今回はクラブスピードを上げるのが目的なので飛距離が付いて来ていない事は置いておきます。というか、スピードが上がりクラブが合わなくなってきました・・・)
これ結構すごい事です。
この後スイングを整えて行けばアベレージで 【 46m/s 】 くらいにはなるでしょう。
古川プロのクラブスピードの上げ方は上半身の使い方にヒントを出しました。
本人はダウンスイングで右肩突っ込んでくると、
軌道が【アウトサイド ⇒ カット軌道 ⇒ スライス気味 ⇒ 飛ばない】と思っていたみたいです。
しかし、古川プロのダウンスイングで軌道が外からになる原因は、この状態ではなかったようです。
そもそも【アウトサイドイン軌道】とはどのような現象かと言うとですね、皆さんちょっと勘違いしてるかも・・・・・
えーっとメカニズムはですね・・・・ また脱線しました。
※長くなるのでまたの機会に。。。
戻りますが、古川プロにはヒントを出しながら自分で発見してもらいました。
え?
こうやるの???
本人は、ボー然・・・そしてこの顔(笑)
田原さん・・・自分・・・・
これはやっちゃダメだと思っていた動きです・・・
説明し納得した模様。
よって作戦成功。
こんな感じで時間がある時には、皆でレッスンしあったり、または気づいた事は実験します。
私の主な実験台は赤坂店の遠田店長ですが、多くの実験台になってくれるので最近アンダーが出ました(ハーフでですが素晴らしい~)
その実験で、「伝えたいことが相手に伝えられているか」、「変化がでるか」、「それも即効性がある?それとも継続が必要?なのか」等をコーチたちで検証した後に生徒さんに処方していきます。
私も皆から教えてもらう事は沢山あります!
生徒さんをいきなり実験台にはできませんからね。
また少し話がそれましたが・・・・
それでは今回も斬らさせて頂きます。
『「飛ばしたい!それも真っすぐに!!」を求めるのは難しい! まずは曲がって良いと振ってみる!とにかく振る振る振る!』
飛んで曲がらないから「プロ」なんです。
アマチュアの皆さんは思いっきり振れば曲がります、それは前回の「下半身編」でお話ししましたが安定感が足りないからです。
ローラースケート(古い・・・今はインラインスケート?)を履いたままゴルフクラブを振っても上手く振れない事をイメージ出来ますか?
フィニッシュでしっかり立っていられる位が自分の許容範囲内のマン振り!(ゴルフ用語)です。
飛ばしたい方!まずは曲がって良いので思いっきり振ってみてください!(スイングの形は気にしない・大きく曲がっても良い!)
最初は立っていられないくらいでもOK!!
その後は綺麗に立っていられる位まで徐々に出力を落としていってみてください。
その時気づくことは多いと思いますよ。
飛ぶ人は間違いなく振ってます!それもクラブを(笑) ← ヒント
つづく