匠が斬る! 其の十 スインガー・ヒッター ①編
2017/11/29こんにちは、田原です。
このブログ 『 匠が斬る! 』 も今回で記念すべき10回目となりました。
これまで以上にパワーアップして行きたいと思っておりますので宜しくお願いします!!
さて、今回のテーマは
【自分はスインガーなのか? ヒッターなのか?】 です。
皆さんはどちらでしょうか。
はたまた、どちらが好きですか?
私はスインガータイプのようです。
んっ? 「 ~ようです・・・ 」 ???
「ようです」の訳は後半で・・・
以前お話ししたように、ゴルフはクラブでボールを打つ(ヒット)動作なので基本は【ヒッター】なんだろうと思います。
しかし、体幹を軸に回旋運動を行い始めるとスイングの要素が入ってきます。
このふたつの動きの違いがゴルフのややこしい所でもあると思います。
ヒットするにしてもスイングするにしても目的はボールを遠くへ飛ばすということです。
そのかなで必要になってくるのは・・・
『 テコ 』 です。
おーっと話がいきなりテコに(笑)。。。
スイングタイプの話には欠かせない事ですので一度脱線です。。。
小学生の時でしたっけ?『テコの原理』って習ったのは(笑)
支点・力点・作用点ってありましたね!
ゴルフでもこのテコを使う事がボールを遠くへ飛ばす事につながります。
「プロってなんであんなに軽く振って遠くへ飛ぶの!?」って思いませんか?
それは身体の中で「テコ」を作りだし上手く使う事で作用点に最大のパワーを作るからなんです。
決して身体のキレ・腕の振り・筋力だけではありません。
今年の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンに仕事で行き、ロープ内で観戦をしましたが、付いて回った女子プロは260y~280y飛んでました(ヤーデージブック見ながらで確認)
体格の良い男性が思いっきり打ってもなかなか280yはなかなか飛びませんよね(飛んだとしても大きく曲がる)
飛ばす秘密はテコをうまく使ってるんです。
そのテコですがアドレスからスイングにおいて無数に存在しています(驚!)
無数・・・? 何だかわからなくなってきましたね(笑)
要は・・・
「曲がっている(曲げている・角度をつけている)所」にはすべてテコが働いています。
ひとつの例としては、後方から見たアドレスではヒザ・腰に角度が付いてます。
(正しいアドレスしていれば(笑))
下肢(股関節より下)が作用点・腰が支点・頭が力点だと考えると・・・
①下肢がヒザ裏側へ動くと(伸びると)腰を支点に上半身が下(ボール側)へ下がりやすくなります。
②逆に膝が前に出ると腰を支点に頭は後ろへ動きやすくなります。
もっと細かく言うと・・・・
ダウンスイング後半で腰が臍側へ出ると胸骨あたりを支点として頭が上がる(起き上がる)ことになり・・・・
と、その瞬間瞬間ですべて作用点・支点・力点が変わって行きます(変わってしまいます)
力点と作用点が逆になると動きも逆になります。
無数にあるテコが(それも3支点)自由気ままに動こうとするのでゴルフの動きは統率が取れず、なかなか再現性が上がらないんです。
しかし、少し厄介でもあるこのテコの現象はスイングの修正にも役に立ちます。
スイングタイプの話に戻ると・・・
ゴルフで特に重要になるのは
①手の中でのテコ
小指球が力点・中指もしくは人差し指は支点・クラブヘッドが力点
※これは主にグリップでクラブの重さを感じるために必要で飛ばすための割合としては大きくない
②左右のグリップでのテコ
左グリップが作用点・右グリップが支点・ヘッドが力点
③左腕で出来るテコ
1.左肩が支点・グリップが力点・ヘッドが作用点(シャフト含む)
この場合グリップのテコを入れて動かすのがヒッター
2.左肩が支点・左上腕が力点・ヘッドが作用点(シャフト含む)
この場合左上腕のテコを入れて動かすのがヒッター
注意
テコには3種類あります。
①は第1のテコ
②③ともに第3のテコですね、小学校では第1のテコだけ習いましたっけ・・・・?(笑)
すこし長くなって来たので今回はここまでです。
まだ途中ですがこの動きだけでも上手く使うと・・・
飛距離伸びますよ~
次回もお楽しみに!!