匠が斬る! 其の十一 スインガー・ヒッター ②編
2017/12/14今回も【スイングタイプ】についてお話していきます。
前回は『テコ』についてお話ししましたが、どうですか??
難しい・・・
ですね(笑)
しかし、右手だけ、もしくは左手だけで打っても、両手で握った時と比べ飛距離は遠く及びませんね。
ではどうして両手だと飛ぶのか?
というと 『テコ』を使うからになってきます。
スインガー・ヒッターを分ける表現として
・右腕をうまく使い(ローテーション)フェースを返していくのがヒッター
・スイングすると勝手に返ってしまうのがスインガー
・・・・うーん。。
ヒッターの人からすると
「勝手にフェースが返るはずないだろ!」
ですし、
スインガーからすると
「手をそんなに返したら当たらないだろ!」
になります。
もう少し詰めていくと
・トップで曲がった右肘をの伸ばしながらターンさせヒットするのがヒッター
・トップから左腕を使って左腿に向かって引き付ける動きでフェースをターンするのがスインガー
この二点は自分と違うタイプのスイングをすると飛距離が落ちたり当たらなくなります。
しかし、今の打ち方に違和感がある方は試してみると良いかもしれません。
そしてこのコンポーネントを踏まえたうえでまた『テコ』(スイング傾向を含む)に戻ります(笑)
何となく自分が「ヒッターなのかな?」と思った方
ダウンスイングからは
①積極的に腕を(右腕)振りながらクラブを下す
②手を使いながらなので右肘は曲がったままの時間が長くなる
③インパクトの瞬間手前から右肘は急激に伸び始め右手首のコックは戻り始める
④左手(両手)は急激にブレーキがかかり二重振り子の動きが始まる
⑤さらに二重振り子中、左手(中指・薬指・小指)にプレッシャーがかかりテコの支点となる
⑥インパクト直前から右手(手の平)力点となり作用点であるヘッドでボールを押し込む
⑦身体の中心をクラブが通過して行きフェースのトゥが上を向いたフォローを迎える
・・・・
初の緑色の文字!!!(笑)
自分が「スインガーなのかな?」と思った方
①アドレスからトップまでフェースはシャット傾向が強くなる
②切り返しでは左腕で引っ張る動きが強くなるのでリリースは早くタメが少なくなる傾向
③左腕の引張だけではスピードが出ないので体を(下半身も)回旋させたくてしょうがない(笑)
④リリースが早めなのでヘッドの入射角度は緩やかになる
⑤結構な確率でインtoアウトに振りたくなる(傾向)(その方が楽に触れる・つまる動きが少ない)
⑥左肩がテコの支点になり左手(両手)が力点、ヘッドが作用点となりボールを振りぬく
⑦ローテーションは少ない傾向で両腕が長い間伸びている(伸びていられる)
⑧逆C字フィニッシュになりたくなる
⑨身体の回旋の邪魔になるのであまりボールを見ていられない(見ない方が振りやすい)
皆さんこの中に自分に当てはまる傾向ありますよね!
なのでコーチはその生徒のスイングの傾向を知った上でレッスンしないと全く上手になって行きません。
ですが、
・クラブの使い方を知るにはヒッターの練習が有効
・身体の使い方を知るにはスインガーの練習が有効
になってきます。
私のレッスンではまずはヒッターの練習時間が多くなり、クラブの使い方や腕の振り方を練習します、その後にはアプローチの練習を元にフェース面を管理しながら身体を使う練習になって行きます。
両方やって行くと、自分の出来る事や得意な事が解ってきて(お互い)自分のスイングが見えてきます。
なので私のスイングタイプは・・・・
どっちも使い(笑)です。
両方出来ないと生徒さん説明できませんしね。
このあたりを話して行くと、まだまだ続いてしまうのでこの辺で終わりです(さらに重要なところは・・・)。
それでは今回の斬り!です。
「自分の傾向と違う事をすると上手く当たらなくなる!自分のスイングを良く見つめよう」
です。
自分のスイングはコレ!!って解ってる人は良いんですよ。
そのスイングを磨いていきましょう!
解らない人のために私達コーチがいます、ゴルフの迷宮にぐるぐる彷徨ってしまってる方は1度ゴルフスクールへ行ってみると良いと思います。
二回に渡りスイングタイプとテコの動きの関係についてお話してきましたが如何でしたか?
このブログを最初から読んでいる(特に私のプライベートレッスンの生徒さん)なら理解できますね。
今回もゴルフスイングを説明、形成するには重要な部分です、皆さん参考にして見て下さい!
今年のブログは今回が最後です。来たるべき2018年が皆様に取りまして、明るく輝かしい一年になります事を、そして楽しいゴルフライフが送れます事を祈念致しております。
良いお年を!!