2015/04/24

Road to Augusta

マスターズに出場するブリヂストンスポーツ契約選手を応援しよう!

舩越園子のRoad to Augusta


ブリヂストン・ファミリーが愛され、
ブリヂストンゴルフが革新的と言われる由縁

「城がそびえていたら脇道へ。正面がダメなら裏口へ」

「ブリヂストンと言えば、伝統的で古典的なイメージですよね?」と、日本のゴルフ関係者から言われ、なるほどと頷かされた。確かに、「ブリヂストン」という社名は昔から聞き覚えも見覚えもある。だが、今度は米ゴルフ界の関係者から「ブリヂストンが革新的な姿勢なのは、ジャパニーズ・カンパニーだからですか?」と問われ、返答に困った。

日本企業だから革新的というわけではないだろう。革新的なのは「ブリヂストンだから」に違いない。しかし、日本と米国で、なぜ正反対のイメージを抱かれているのか。それが気になって、米国のブリヂストンゴルフをさまざまなアングルから探ってみたら、いろんなことが見えてきた。

世界初、業界初のボールフィッティングを考案し、2007年から実施に踏み切ったこと、それをゴルファーの間に浸透させたことで、米国におけるブリヂストンゴルフは「クリエイティブでラディカルなジャパニーズ・カンパニー」というイメージが定着した。

この事実の中に、ブリヂストンが革新的と言われる由縁があるのだと思う。

業界初のボールフィッティングをアメリカで2007年から実施、ゴルファーの間に浸透させた

量より質。
クリエイティブであること

ブラント・スネデカーやマット・クーチャー、デービス・ラブ。シニアの世界に目をやれば、フレッド・カプルスにニック・プライス。ブリヂストン・ファミリーたちは誰もが認めるナイスガイばかりだ。しかも、いい人というだけではなく、オタク的にクラブやボールに詳しいこだわりの選手ばかりだ。ゴルフ用具に詳しいというのは、日本のプロゴルファーなら当たり前かもしれないが、ツアーレップ任せで自分のドライバーが何インチかも知らないほど数値や用語に無頓着な欧米選手の中では彼らは珍しい存在なのだ。

そんな希少なゴルフ用具オタクで、ナイスガイばかりが勢揃いしているのは、なぜなのか。聞けば、それこそがブリヂストンらしさが象徴される戦略の1つだったそうだ。

米国には米国の伝統的で古典的な大手企業がある。それはゴルフ界とて同じこと。大手企業が潤沢な資金を使って大勢の一流選手たちと契約し、スタッフプレーヤーを活用した宣伝広告を展開する一方で、「米ゴルフ界では後発で弱小な我々ブリヂストンはチャレンジャーです」と、彼らは語る。
「ブリヂストンらしさを醸し出してくれるユニークでナイスな選手だけを選び出し、限られた予算を限られた少人数の選手とだけ結びました。勝利数とかランキングといった選手としての強さより、ゴルフ以外の面も含めて広く人々から好かれる人柄であるかどうか。ビジネスで弱小企業が大手企業に対抗するためには、量より質で勝負。何をやるにも、クリエイティブに考えること。自由な発想があれば、窮しても必ず道は開けるものです」

あっちのナンバー1。
こっちでナンバー1。

米国のブリヂストンゴルフが誇るクリエイティブな発想が「世界初」を生み出した。
「クラブを買うときは試打して感触を確かめてから購入するのが当たり前の時代なのに、ボールを買うときは有名ブランドだからこれでいいという具合に短絡的に手に取るアマチュアがあまりにも多い。ゴルフのパフォーマンスに与える影響はクラブよりボールのほうが大きい。それなのにクラブフィッティングは定着している一方で、なぜボールフィッティングは存在すらしないのか?」

そんな「隙間」に目を付けたのがブリヂストンだった。考え方は実にシンプル。たとえば、人々がスマートフォンを自分に合うようカスタマイズするように、ボールもゴルファーに合うものを試打しながら見つけ、カスタマイズしていけたら喜ばれるのではないか。ゴルファーひとりひとりに満足してもらうこと。ゴールをそこに置いたら、ゴールにつながる道はいろんな方向に開けたという。
「大手企業がボールの販売量や使用量、使用率で1位のシェアを誇り、『ナンバー1ボール』と呼ばれ、我々が逆立ちしてもそこで勝負することに無理があるのなら、我々はそこで勝負せず、『ナンバー1ボールフィッティング』という違うところで勝負すればいい。」
「行く手に大きな城がそびえていたら、回避して城の脇道から進めばいい。正面玄関が閉まっていたら、裏口に回り込めばいい」

あっちがあそこでナンバー1なら、こっちはここでナンバー1を狙う。量より質。自由で柔軟な発想。ブリヂストンが「クリエイティブでラディカルだ」と言われる由縁は、まさにここにある。


取材・文/舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)




Road to Augusta
マスターズに出場するブリヂストンスポーツ契約選手を応援しよう!

4/9(木)~12(日)、米国ジョージア州オーガスタナショナルG.C.にて、今年のメジャー第1戦、マスターズトーナメントが開催されます。マット・クーチャー、ブラント・スネデカー、フレッド・カプルス、サンディ・ライルの4人の当社契約選手が出場しますので、TEAM-Bの選手を応援してください!

マスターズ出場選手応援キャンペーン 概要

応募締切 2015/4/13(月)AM11時をもちまして募集を終了いたしました。
賞品

■「BRIDGESTONE GOLF キャディバッグ CBG570 マスターズ出場当社プロ使用モデル」・・・1名様

■「BRIDGESTONE GOLF TOUR B330」1スリーブ(3個入り)・・・・20名様

応募条件 どなたでも応募できますがゴルフメガタウンの会員登録が必要です。(無料)
賞品の発送は日本国内に限定させていただきます。
賞品発送予定:4月下旬を予定しています。
当選発表:賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます。
※尚、当選されなかった方には、Eメール等でのご連絡は差し上げておりませんので、予めご了承ください。