スイング軸を中心にカラダを回転させる。
ゴルフスイングは、肩、腰、脚の回転から成り立っています。回転には中心となる軸(スイング軸)があって、スイング軸は首の付け根からお尻までの背骨を中心とした線となります。骨格は、骨盤から背骨につながっています。背骨を軸にすると、理にかなったスムーズなスイングになり、ボールの方向性が良くなります。
正しいゴルフスイングは背骨が軸となって行われるので、正面からは頭や胴の厚みのぶんだけ、左右に移動しているように見えます。バックスイングでは、カラダの厚みのぶんだけ右側に動き、逆にフォロースルーでは左側に動きます。ここに紹介するドリルで、正しい軸回転の感覚を身に付けましょう。
正しい例(図左)クラブを持たずに、背筋に軸があることを意識してカラダを回転させると、正しい動きを覚えやすくなります。
悪い例(図右)スイング軸がカラダの前にあると、左右に傾くスイングになってしまいます。これではボールの方向性が安定しません。
腕とカラダを一体化させて、正しい軸回転を身に付けるためのドリルです。
1.背筋を伸ばして、ほんの少し前傾姿勢を取ります。グリップエンドを押しつけるように胸に当てて、シャフトの部分を握ります。
2.バックスイング方向にカラダを回転させて、右ヒザが動かないように注意しながら、背中を目標に向けるように捻ります。
3.おへそを目標に向けるようにカラダを回転させて、フィニッシュの体勢を取りましょう。
【中級編06へ続く】