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| 写真:田辺安啓 |
リノ・タホ・オープン9位タイ、ドイツ銀行選手権36位タイ。秋の気配が漂ってきた9月も丸山茂樹はアメリカで精一杯、戦っている。バレロ・テキサス・オープン初日はパットが冴え渡った。「この2か月ぐらい、ずっと1つのテーマに沿ってパットの練習をしてきた」ことが、やっと実を結び始めているのだと丸山は言う。
そのテーマとは、構える際のちょっとした工夫なのだそうだが、今は秘密。「そのうち明かします。でも、この練習をしたおかげで、パターが毎日入らないってことがなくなりました」と満足げだ。
9月下旬のテキサス・オープン終了後、賞金ランクは68位。「優勝すればトップ30にも入れますね」と声をかけると、「いやぁ、僕は必死にもがいて辿り着こうとするより、気がついたら勝っちゃった、気がついたらトップ30に入っちゃったというような自然体でいきたいんです」。その背景には今季春先に成績が振るわなかったという事実がある。「今年は前半で苦労したから、今から間に合わせようとするのは大変。今年は賞金ランク70位以内で終われれば十分です」。
米ツアー参戦以来、7年間、気持ちを張り詰めてきた丸山。「ずっと賞金ランクで125位以内に入ってシード権を維持していられることこそ重要。アメリカでシードを5年以上、保ってきた選手は数十人だし、日本だってジョーさん(尾崎直道)の8年が最高でしょ?そう考えたら自信が付きます」。
そう、丸山にとって来年は米ツアー8年目になる。アメリカの土の上で3勝を挙げている丸山の場合、優勝できなければ不調と呼ばれる苦しい立場。その中で、日本を代表するプロゴルファーとしてがんばり続けてきた。「家族や周囲の人々も、僕のこの15年をひっくるめて評価しようと言ってくれている」。優勝だけを期待される男は、厳しい環境の中で、自分と自分のゴルフを保つ方法を模索しながら明日に向かっている。
| 丸山茂樹の右肩痛が思いのほか長引いている。発端は6月のメモリアル・トーナメントだった。右肩から背中にかけてピリッと走った激痛。「4日間プレーしたかった」というものの、ラウンド続行は困難。途中棄権となった。その後、日本に戻っては診察や治療を受け、どうにか今季を乗り切ろうと努力してきたが、練習量も制限され、ずっと痛みを引きずっている。「結構、悪いみたいです。オフは帰国して、リハビリですよ」。アスリートにとって体は資本。プロゴルファーにとって首痛や腰痛は職業病みたいなものだ。それをどう防ぎ、どう治し、どう付き合っていくか。これは丸山にとっても他選手にとっても永遠の課題なのかもしれない。 |
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