title I am藍

宮里藍選手の魅力に迫る新コーナー!


 思い入れの深い全英女子オープンで昨年同様、最終日の猛チャージで単独9位に食い込んだ藍。大会中はコースの近くに一軒家を借り、沖縄から駆け付けた父と母の愛情に包まれアットホームな1週間を過ごすことができた。

 全英を“一軒家+ファミリー”で過ごすのは今回が3回目。たとえスタートが早朝であっても、母・豊子さんは日本から持参した特製肉みそを具にしたおにぎりを作って娘をバックアップ。父・優さんは以前から痛めている関節の痛みに耐えながら、気象条件の厳しいリンクスを歩き、声援を送り続けた。

 中学を卒業すると同時に故郷・沖縄を離れ、仙台の高校へ通った藍だけに、渡米したときも「自分でも、こんなにならないものかなぁ、と思うくらいホームシックにはならないんです」と笑ったことがあるが、やはり両親がそばに居るとホッと心が安らぐに違いない。

 宮里家は2人の兄を含め、5人揃って仲が良い。家族の絆が特別強いファミリーに育ったことが、藍の精神を根底で支えていると言っても過言ではない。

 やさしい母は常に娘を気遣い、コーチでもある父は時に厳しく、時に大らかに娘への的確なアドバイスを怠らない。長男の聖志は藍のことを「かわいくて仕方ない」と言い、しょっちゅうメールでお互いを励まして合っているのだとか。次男・優作の技術には藍も一目置いており、お互いエールを贈り合う。

 優さんはギャラリーからサインを求められると、名前の横に必ず“夢”という字を書き添える。藍に夢を持つことの素晴らしさを教えたのは父だった。今、日本を飛び出し、アメリカで夢を追いかける娘に父は、大きな期待を寄せながらも、「焦らず、地に足をつけた国際人になって欲しい」と願っている。

「兄妹3人で揃って米ツアーでプレーして、両親にアメリカで家をプレゼントしたい」という孝行娘の夢は継続中だ。




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宮里藍プロフィール
1985年6月19日生。
東北高校卒。4歳からゴルフを始め、01年、02年全国高等学校ゴルフ選手権夏季大会で連覇し天才女子ゴルファーとして早くから注目を集めた。03年には、日本女子アマチュアゴルフ選手権、日本ジュニア選手権で優勝。ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで30年ぶりにアマチュアとしてツアー優勝した。04年は史上初めて「10代1億円プレーヤー」になったほか5勝し賞金ランク2位。昨年はワールドカップ女子ゴルフで日本チームの優勝に大きく貢献し、日本女子オープンゴルフ選手権競技で史上最年少優勝を飾るなどツアー6勝を挙げた。今年から主戦場を米ツアーに移しさらなる飛躍を目指す。

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