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「やってしまいましたねぇ!」。 開幕戦のダイキンオーキッドレディスで優勝を決めた宮里藍が、記者会見を終え家族の元に戻って来たとき、まるで他人事のような冷静さで開口一番こう言った。 「今夜は、寝よう」。実感がこもった低い声。張り詰めていた緊張が解け、ひとつの大きな仕事をやり遂げた満足感と疲労感が同居している様子だ。「実感は?」と聞くと、「あります。メチャメチャ、ありますよぉ」の答えが返って来る。やっと18歳の少女らしい明るい笑顔が戻った。 最終日の朝、緊張のため朝食がノドを通らず、バナナ1本をやっと水で流し込んだ。しかし、ラウンド中は何度もピンチに陥りながらも、その都度冷静な判断で耐え抜いた。 たとえば7番パー5。藍が先に4メートルのバーディチャンスにつけたのに、肥後かおりと木村敏美の2人が相次いで10メートル以上のロングパットを沈め、藍にプレッシャーをかける。ところがその緊迫した場面で彼女は、「私がこれを入れれば、ギャラリーが湧く。盛り上がる。だから入れよう」と思ったというのだから恐れ入る。しかも上がり2ホールでは、「バーディを獲ることしか考えていなかった」とは、見上げた18歳である。 さすがにラウンド直後は、精魂尽き果て食欲もなかったが、家族の「このピザ、美味しいよ。食べたら?」と言う言葉に渋々頷く。ところが、一口食べると藍の顔に生気が戻った。次から次へ、止まらなくなり、「食べたらお腹が空いてきた。藍が一番、食べてるよぉ」とおどけて見せる。その辺りは普通の18歳だ。 開幕戦を優勝で飾り、プロとしてまた1つ大きな山を登った藍。今季はひょっとすると賞金女王? 「いえ、あと1勝!」。 この分だと、念願の米ツアー挑戦の日も近いかもしれない。 ベイヒル招待に出場中の丸山茂樹選手や、現地時間19日開幕の東芝シニアクラシックでツアーデビューする飯合肇選手等、海外で活躍する同社契約プロの様子を紹介しています。米ツアーを身近に感じれますよ。 詳しくはこちら。 「プロサポートカーネット」でツアーの舞台裏をウォッチしよう! ツアー会場から、スタッフが契約プロや用品などの最新情報を発信します。来週は、国内男子ツアー開幕戦東建ホームメイトカップの契約プロの様子を公開。「プロサポートカーネット」でしか見られないツアーの舞台裏を覗いてみましょう。 詳しくはこちら。 |
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宮里藍プロフィール 1985年6月19日生。東北高校卒。 4歳からゴルフを始め、98、99年沖縄県女子選手権連覇、99年全国中学生大会優勝を皮切りに、01年、02年全国高等学校ゴルフ選手権夏季大会で連覇し天才女子ゴルファーとして早くから注目を集めた。 01年には、日本女子オープン選手権5位タイ、02年のサントリーレディス3位タイなどプロ競技でも活躍。 03年は日本女子アマチュアゴルフ選手権、日本ジュニア選手権で優勝したほか、ヨネックスレディストーナメント2位タイ、そしてミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで30年ぶりにアマチュアとしてツアー優勝を果たした。 昨年末は現役女子高生プロとしてメディアなどにも数多く出演。ツアーフル参戦の今季は、開幕戦のダイキンオーキッドレディスでいきなりの“プロ初優勝”を達成した。 |
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