ゴルフボールはルールによって厳しく規定されています。重さやサイズのほかにも、初速や飛距離制限などがあり、その決められた規則の中で各メーカーが技術競争をしているわけです。一見ただの小さな円球に思えるゴルフボールですが、その中身には最先端のテクノロジーが詰め込まれているのです。
ボールの構造は、旧来の糸巻きボールと80年代に登場したソリッドボールに大別されます。日本では1982年に発売されたツーピースボール「アルタス」が大ヒットして以来、ソリッドボールが急速に普及し、現在の市場では約95%を占めるほどソリッドボール全盛の時代になっています。
日本ゴルフ協会が公認しているボールは約1500種類もあり、このほかにも公認されていないボールも数多く市場に出ています。その中から、自分に適したボールを見つけ出すことがゴルフの上達、すなわちスコアアップへの第一歩になるといえるでしょう。

1 重さ
球の重量は1.620 オンス(45.93 グラム)以下でなければならない。
2 サイズ
球の直径は1.680 インチ(42.67 ミリメートル)以上でなければならない。
3 球体としての対称性
球は球対称性の球の特性とは異なる特性を持たせるようにデザインされたり、製造されたり、意図的に手を加えられたものであってはならない。
4 初速
球の初速は、R&Aの承認する装置で測ったとき、R&Aの内規に規定する 限度を超えてはならない。
5 標準総合距離
球のキャリーとロールを合わせた飛距離は、R&Aの内規に 規定する距離を超えてはならない。


JGA(日本ゴルフ協会)、R&A(Royal and Ancient Golf Club of St.Andrews)、USGA(United States Golf Association)
ボールの種類
糸巻きボール 糸巻きボール
液体をつめたリキッドセンター、もしくは合成ゴムで作られたソリッドセンターに、糸ゴムを巻きつけてバラタやサーリンといったカバーを被せたボール。センターとカバーの素材の組み合わせによって特長が異なる。一般的にスピン性能は高いが、飛距離性能や耐久性が劣る。

ワンピースボール
反発力の強い合成ゴムで作られた単一構造のボール。インパクト時の変形の度合いが大きいため、飛びのエネルギーにロスが生じ、他の構造のボールより飛距離性能は劣る。だが、耐久性、経済性が優れているため、主に練習場用のボールとして製造されている。
ツーピースボール
反発力が強いコア球をカバーで包み、インパクト時のエネルギーを効率良く飛びに生かした二重構造のボール。カバー自体も反発力が良いため、飛距離性能が優れている。最近ではコントロール性能を高めたソフトフィーリングのツーピースも誕生している。
マルチピースボール
(3ピース・4ピース)
コア材に複数のカバーを付けた多層構造のボール。最先端の技術によって、材料、硬度、比重などを組み合わせる自由度が広がり、さまざまな性能を高めることが可能になった。多少のミスならボール自体がカバーしてくれるという画期的な機能を持つボールもある。