自分だけの特別な1本で最高のゴルフを! 『J015』があなたの“夢”を実現する

ブリヂストンスポーツが、カスタムフィッティング専用のモデルを開発した。これにより、数多くのヘッド、シャフト、グリップの中から自分に合ったものを選び、組み合わせることが可能になる。飛ばしたい、正確なショットをしたい、世界にひとつだけのクラブが欲しい… そんなゴルファーの夢をかなえてくれる。スーパーフィッターの鹿又芳典氏とブリヂストンスポーツの安藤氏が『J015』シリーズのコンセプト、そして、性能を語る。

  • 鹿又 芳典

    鹿又 芳典

    年間試打するクラブは2000本以上、ゴルファーのスイングや弾道に合わせてクラブ選びに適切なアドバイスするカリスマフィッターとして活躍中。

  • 安藤 靖

    安藤 靖

    ブリヂストンスポーツ(株)のクラブの商品企画担当、営業経験も長くゴルフに精通している。

認定アドバイザーがスイングを分析し最適なスペックを提案

鹿又 今度の『J015』シリーズ、カスタムフィッティング専用モデルの開発、販売という画期的なシステムで登場しますが、この『J015』のコンセプトからお聞かせください。

安藤 ご存じのとおりスイングや弾道など、個人個人、異なっています。その個性に合わせながら、もっと飛ばしたい、もっと正確なショットを打ちたいという夢を実現するためには、フィッティングし、最適なスペックを決めることが大切だと考えています。スペックの選択肢を広げるためにパーツをひとつひとつ選んで組めるようなシステムになったわけです。

鹿又 シャフト、グリップはそれぞれに合ったものを選ぶということですか。

安藤 『J015』は販売方法も、新しい試みです。当社認定の工房、クラフトマン、アドバイザーが揃っているショップでの展開とさせていただきます。そこでお客様の弾道やスイングをチェックし、ご相談しながらヘッド、シャフト、グリップを選び、クラフトマンがクラブを組み立てるという流れになります。

鹿又 自分のスイングに合った最適な1本がこれで手に入ることになりますね。ツアープロが自分のゴルフを100%引き出すために、ヘッドからグリップまでフィッティングするのと同様ですね。

安藤 そうです。しかし、この『J015』シリーズは、上級者はもちろんですが、幅広いゴルファーに対応できるヘッドになっています。もっと自分のゴルフを高めたいというゴルファーを対象に開発しました。

鹿又 クラブにこだわりをもった人というか、ゴルフを真剣に取り組みたい人に、この『J015』を使ってほしいということですね。

オーソドックスなフォルムと最新のテクノロジーを融合

安藤 『J015』を打ってみた印象はいかがでしたか。

鹿又 ドライバーからウェッジまで打ってみましたが、ブリヂストンのテクノロジーと、これまで高い評価を得てきたクラブを融合させた感じです。ドライバーでいえば、450㎤でやや小ぶり、以前の「ツアーステージ Xドライブ703」のフォルムが似ている感じです。

安藤 小ぶりなヘッドにはこだわりました。大きなヘッドよりもシャープにスイングして、操作性を高めたいというゴルファーも多いと思います。そして、その伝統的な形状に高く評価していただいている最新のテクノロジーを搭載しています。クラウンには「パワースリット」と「ハイパーメッシュクラウン」を搭載して高い弾道を、フェースには「パワーミーリング」を搭載して低スピン、強弾道を追求しています。

鹿又 難しそうに見えて、実は難しくはなく、打ちやすさを追求したヘッドですね。シャフトによって変わってくると思いますが、つかまりも良くボールも上がる印象です。

安藤 ロフト9・5度、10・5度、それぞれにストレート、クローズ、オープンと3つのフェース角のヘッドをラインナップしてます。アドバイザーとの相談で、最適なヘッドを選択していただければ、と思いますね。

鹿又 ネックのところに弾道調整機能、いわゆるカチャカチャがないから、アドレスしたとき、すっきりとしている。これもいい。

安藤 フェアウェイウッド、ユーティリティもドライバーと同様に最新のテクノロジーを搭載し、打ちやすさを追求しています。また、2gから20gの「アジャスタブル カートリッジ」(ウエイト)で重心、重さの調整ができるようにしています。

鹿又 アイアンは抜けがいいし、打感がやわらか。フォルムはオーソドックスでフェースも大きくなく、シャープにスイングできる。

安藤 独自の熱処理でやわらかさを出しています。この打感はツアープロからリクエストされ実現したのですが、評価もいいです。ソールも「シュア コンタクトソール」という独自の形状で抜けを重視、これによりショットの安定性も出てきます。

鹿又 ライ角は、どうですか。最近はアップライトなライ角が多いですが。

安藤 アイアン、ウェッジのライ角に関しては±4度まで調整できますし、ロフトも±1・5度の中から0・5度ピッチで選べるようになっています。

鹿又 本当に自分の1本が作れるわけですね。年代やハンディキャップに関係なく、自分が求めるゴルフに最適なクラブを手にすることが出来る。打ってみて感じたことですが、パーシモンで育ったキャリアの長いゴルファーには、この『J015』シリーズはいいのではないでしょうか。ウッド、アイアン、ウェッジともにオーソドックスなフォルムで構えやすく、気持ちよくゴルフができますね。

安藤 取り扱うショップには試打クラブを用意していますから、是非、一度、手に取って打ってみてください。必ず、ゴルフがこんなに楽しいものかと、実感できると思います。

「ゴルフダイジェスト2015/8/18・25合併号」掲載